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山口彬被告への有罪判決が出ました。

左記ものは中日新聞の1月13日付記事です。記事を掲載させていただいたことに感謝しつつ、記事に関する私たちの見解を述べます。

 

1,実行者(山口彬被告)の罪が認定されて、それを依頼、指示した側の罪が認められないということはあり得ない。田中孝博被告の有罪認定は確定だろう。                                       

 

  2,大村知事は「実態解明は緒に就いたばかり」と述べたとのことだが、そんなことはないのであって、真相は全て解明されている。大村知事は、河村市長の関与を言いたいのだろうが、それは政治的意図を持っておられるからに過ぎず、河村市長は偽造には何ら関わってはいない。運動の実態としてはただの応援者に過ぎなかった。                                   

 3,河村市長は「犯罪に気付いて止めさせるべきだった。申し訳ない」と語ったとのことだが、そういう言い方はパフォーマンスが過ぎる。しおらしいところを見せて批判を和らげたいのだろうが、運動の実態としては誰も犯行に気付き得なかった。犯行の性質がそれを許すものだった。だから誰も止めようがなかった。止められなかった責任は誰にもない。それだけに許しがたいし悔しいのである。河村市長は、ただただ悔しい、とおっしゃっていればそれでいい。                                               

 4,山口彬被告の言から我々が思い浮かべるのは田中孝博被告の口の上手さである。彼は本質的に愚かであるが口先は上手いように思える。それも一つの才能であり、彼はその才能で世を渡ってきたのだろう。もし我々が捏造署名の実態を公表していなければ犯行は隠されたままであり、彼は昨年行われた衆議院選挙に維新候補者として出馬し、不成立とはなったが数十万のリコール署名を集めたヒーローとして喝采を浴び当選していたかも知れない。考えるだに恐ろしいことだ。                               

 

 5,記事中「有権者71名」とあるが、それは訴訟上のテクニックとしてそうされているだけであって、偽造署名の数は数十万筆にのぼる。その全てをいちいち裏付けすることは不可能だから71筆に限定されているに過ぎない。我々は数十万筆にのぼる偽造署名を全て現認したし、選管も見ている。見てない人には信じられないだろうが、事実である。